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【理学療法科】日本ALS協会福井支部主催の講演会に参加しました

6月25日に敦賀市立看護大学で日本ALS協会福井支部主催の講演会に理学療法科の学生が参加しました。
10年前にALSを発症された30代女性患者様による『しあわせ生活のみつけ方』というテーマでの講演でした。
ALSは運動神経が傷害される進行性の病気です。全身の筋活動が低下し、呼吸をするための筋まで傷害されます。
そのため人工呼吸器の装着が必要となります。この日、講演されたALS患者様も人工呼吸器を装着されていました。
人工呼吸器をつけ、自分で動くことも出来ない。人工呼吸器装着のため声を出して人と話をすることができない。
そんな状況の中、わずかに動く唇と目の動きでご家族や周囲とコミュニケーションをとっていることや自らヘルパーを育成する
事業所を開所したりと生活が極度に制限される中にも「生きる意味」「しあわせに生活する意味」をたくさん伝えていただいた講演会でした。
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参加した学生たちは患者様の唇の動きと目の動きを見て実際にお話をさせていただきました。
また、これまでなんとなく理解していた「リハビリテーション」について今一度考える機会になりました。
障がいをもつ人たちがそのひとらしく生きるために、その生活をよくするために、自分たちが目指す「理学療法士」の仕事について
改めて考える機会となりました。